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2008.06.03

読書感想文のポイント 小学校低学年の部 「ぼくがラーメンたべてるとき」

またまたドキッとするお話です。昨年の課題図書「おじいちゃんのごくらくごくらく」もそうでした。この作品も本当に低学年向けの課題図書でいいのかなって思えるぐらい深い。大人も読めば何かを感じる作品です。

4774610577 ぼくがラーメンたべてるとき
長谷川 義史
教育画劇 2007-08

by G-Tools

ぼくがラーメンを食べてるとき、となりのうちでは?となりのくにでは?いったい何がおこっているのだろうか。

ページをめくっていくとだんだん暗い色調になっていく。そして衝撃のページ。そこには動かない男の子。おなじ空の下のこどもたちがこんなにちがうことを、長谷川さんの人間くさい絵が強烈に教えてくれます。

作者の言いたいメッセージは全く正反対かもしれませんが、この作品を読んで自分は、谷川俊太郎の朝のリレーを思い出しました。この瞬間に生きている他の人のことを想像することって、なかなかできないことですね。

あなたがラーメンたべてるとき

この絵本のように想像してみよう。あなたがラーメンたべてるとき、おともだちは何をしているんだろう?となりの国のまだ見ぬおともだちは何をしているんだろう?

たとえばテレビで見たほかの国のおともだちはどんな生活をおくっていましたか?最近の出来事では、大きな被害のでた四川大地震。地震の被害や同じくらいの子供達の映像をみて、どんなことを思いましたか?

あなた自身の経験から世界の広さについて考えてみる。日本に生まれた自分の幸せさを考えてみる。王道のテーマになりますが、させてくれる一冊だと思います。

 

男の子はどうしたんだろう?

ドキッとした動かない男の子。死んでしまったのかな・・・。とっても不安になったかもしれません。でも裏表紙をみるとちょっと安心。男の子はすっくと立って月を見上げています。

男の子はどうしたんだろう?誰かが助けてくれたのかな。もしかしたら実は眠っていただけだったのかな。それともやっぱり月を見上げる男の子は・・・。いろいろな想像ができるかなと思います。

いろいろな国で環境は違っても、こどものバイタリティってすごいんだ。そんなメッセージも感じ取れるかもしれませんね。

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