平成22年 千葉県課題図書 (第34回 千葉県課題図書小・中学校児童生徒読書感想文コンクール)
千葉県小・中学校児童生徒読書感想文コンクール(千葉日報社主催)の課題図書です。
小学校低学年
かあさんのにゅういん (どうわのひろばセレクション) 大石 真 西川 おさむ 小峰書店 2009-03 かあさんがこうつうじこでにゅういんした。ぼくととうさんとおにいちゃんだけで、うちをまもんなくちゃならない。ごはん、せんたく、そうじと、みんながんばったんだ。ある日おにいちゃんがいぬをつれてきた。おかあさんがびょういんからかえってくるまで3カ月!とうさんとにいちゃんとぼくは、いっしょうけんめい力をあわせた。つらくたって負けないぞ。 |
キツネのおとうさんがニッコリわらっていいました (新しいえほん) みやにし たつや 金の星社 2008-07 キツネのおとうさんがニッコリわらっていいました。「きょうはおいしいブタのごちそうだぞ」。ブタのまちにやってきたおとうさんですが…。コミュニケーションの大切さに気づくお話。 |
はなこ 八月七日にひろったこねこ (ポプラちいさなおはなし) なりゆき わかこ 垂石 眞子 ポプラ社 2009-03 八月七日にひろったこねこに、わたしは「はなこ」となまえをつけた。はなこはわたしのかわいいいもうとになった。やさしい涙があなたをつつむ、こねこと女の子のお話です。 |
1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし デミ Demi 光村教育図書 2009-10 ごほうびはおこめ。きょうは1つぶ、あしたは2つぶ、あさっては4つぶ、そのつぎのひは8つぶ、30にちめには…なんつぶ?インドのさんすうのむかしばなし。 |
ヒロシマのいのちの水 (えほんのもり) 指田 和 野村 たかあき 文研出版 2009-05 1945年8月6日、ヒロシマの比治山うらにあった託児所で、子どもたちの世話をしていた宇根さん。あの日生き残った者として、宇根さんには、どうしてもはたしたい約束がありました…。原爆慰霊碑に清水をそなえつづける一人のおばあちゃんのおはなし。 |
ゆうびんやぎさん 杉元 美沙希 とりごえ まり くもん出版 2009-10 ゆうびんやぎさんは、もりのにんきもの。まいにち、いっしょうけんめいてがみやおとどけものをはこびます。あるひ、とつぜんのあめでおとどけさきがわからなくなってしまったから、さあ、たいへん…。 |
小学校中学年
いのちかがやけ!タイガとココア―障がいをもって生まれたアムールトラのきょうだい あんず ゆき 文溪堂 2009-10 釧路市動物園で、生まれたアムールトラの赤ちゃん、タイガとココアは、足に障がいをもっていました。足の悪いタイガとココアが元気に育つか、いずれ、体を支えられなくなるのでは…飼育係の大場さんはじめ動物園の人たちは、不安に思っていました。しかし、食欲もおうせいで、いつも2頭でじゃれあっている姿は、元気そのもの!そんな姿に、いつしか、大場さんたちは…たくさんの人に勇気と元気を与えているタイガとココアの本当のお話です。 |
カクレクマノミは大きいほうがお母さん (絵本・海の生きもの) 鈴木 克美 石井 聖岳 あかね書房 2010-03 いちばん大きい1ぴきがお母さん。つぎに大きいのがお父さん。カクレクマノミはかわいいだけじゃない。とってもふしぎな魚。 |
きもだめし☆攻略作戦 野泉 マヤ 狩野 富貴子 岩崎書店 2009-09-18 こわがりやの栞は学校合宿での「きもだめし」に備えて、夜に暗がりになれる練習をしている。偶然知り合った高校生のお兄さんが「きもだめし」に協力してくれることになった。はたして恐怖の「きもだめし」は無事終わるのか。お兄さんが用意してくれたとっておきの作戦とは!そして最後に明かされる意外な事実とは…。 |
口で歩く (おはなしプレゼント) 丘 修三 立花 尚之介 小峰書店 2000-10 歩けますか?ひとりで…どんな人だって、たったひとりで生きていけません。ささえて、ささえられて生きてゆくのです。 |
二分間の冒険 (偕成社の創作) 岡田 淳 太田 大八 偕成社 1985-04 たった二分間で冒険?信じられないかもしれません。でもこれは、六年生の悟に本当におこったこと。体育館をぬけだして、ふしぎな黒ネコに出会った時から、悟の、長い長い二分間の大冒険が始まります。 |
ぼくとあいつのラストラン (新・童話の海) 佐々木 ひとみ ポプラ社 2009-12-01 大すきなジイちゃんが死んでしまった…。そのお葬式の日、あいつがぼくのまえにあらわれた。ボサボサ頭に、白いシャツ、カーキ色のズボン。ニヤニヤわらって、こういうんだ。「おい、走ろうぜ」―。大好きなひとを亡くした少年の、心優しく感動的な成長物語。 |
ものがたり チロヌップのきつね 高橋 宏幸 金の星社 2009-05 北の海にうかぶ小さなしま、チロヌップ。きつねたちと人びととのおだやかなくらしを、やがて、みつりょうしゃや、せんそうがひきさいていきます。人間のしかけたわなにかかった子ぎつねに、母ぎつねはずっとずっとよりそいつづけるのでした。 |
小学校高学年
生きるってすてきだね―“いのち”の授業3年間の記録 いながき ようこ 偕成社 2009-02 庭の片すみに咲く、小さな花とおなじように、きびしい環境のなかでも、命を輝かせて生きる人がいます。そんな、すてきな人の生き方のひみつは、どこにあるのでしょう?この本は、困難に負けずに夢をかなえたり、元気に生きている人たちに出会い、心をゆらしながら自分の生き方を考えはじめた子どもたちの三年間の授業記録です。 |
クララ、いっしょに走ろう―障がいをもった、白いシェルティ (ポプラ社ノンフィクションシリーズ) 今西 乃子 ポプラ社 2009-11 愛子のもとへやってきた、白いシェルティ、クララ。人間の都合で作りだされ、そして捨てられたこの犬には見えない、聞こえないという障がいがあった―。命の可能性をしんじ、たがいに信頼関係をきずいていく、人間と犬との感動の物語。 |
卒業の歌 本田 有明 PHP研究所 2010-01-06 校内合唱コンクールに、創作曲で挑むことになった6年3組。創作曲の作詞をまかされた翔太。そして、作曲をすることになった麻里絵は…。 |
太平のカメ日記 (文研じゅべにーる) 別司 芳子 岡本 順 文研出版 2009-10 太平は、生き物係の春菜ちゃんが見つけてきた三本足のカメを家で飼うことになり、ブログで観察日記をつけはじめる。ある日、ブログに「なおリン」という女の子からのコメントがきていた。太平はブログを通して、カメのことにとても詳しい「なおリン」と仲良くなるが…。 |
チャンプ風になって走れ! (スプラッシュ・ストーリーズ) マーシャ・ソーントン ジョーンズ 鴨下 潤 あかね書房 2008-05 交通事故で大けがをした「チャンプ」をひきとったライリー。ライリーはチャンプのために、犬の障害物競走「アジリティー」の練習をはじめるが…。悩み、壁にぶつかりながら成長していく少年のすがたをえがく。 |
ロストガールズ (物語の王国 6) 宮下 恵茉 たかおか ゆみこ 岩崎書店 2009-06-26 こんな母親と一緒にいたくない。そう決心した珠緒はデパートで自ら進んで迷子になる。すると、自称迷子の天才が現れて、珠緒とともにロストガールズを結成する。 |
中学校
臆病者と呼ばれても―良心的兵役拒否者たちの戦い マーカス セジウィック Marcus Sedgwick あかね書房 2004-09 1916年、イギリスでは第一次世界大戦が長びきそうな様相を見せ始めており、兵士不足から初の徴兵制が制定された。召集令状を受け取った主人公、30歳のハワードと20歳のアルフレッドは、戦うことを拒んだため、良心的兵役拒否者として、世間から後ろ指をさされ、軍部からも体罰を受けたり脅かされたりする。しかし彼らは最後まで圧力に屈することなく信念を貫いていく…。 |
竹炭のふしぎな力―温暖化対策の可能性をさぐる (自然とともに) 中根 周歩 小峰書店 2008-05 竹からつくった炭、竹炭が注目されています。たくさんの水をたくわえ、植物がそだつのを助ける、そのふしぎな力ゆえに。いま問題になっている地球温暖化の対策に、竹炭はどんな力を発揮するのでしょうか?砂漠の緑化など壮大なテーマも視野に、竹炭を通じて環境問題を考えてみましょう。 |
パラレルワールド (文研じゅべにーる) 小森 香折 森友 典子 文研出版 2009-07 多くの物理学者たちが、宇宙はひとつだけではないと考えている。ひとつの宇宙から生じ、分裂して異なる発展をとげた宇宙。それをパラレルワールドと呼ぶ。わたしたちが住んでいる宇宙も、そんなパラレルワールドのひとつなのだ。ある世界では、あなたはまるでちがう性格になっているかもしれないし、あるいはそもそも生まれていないかもしれない。パラレルワールドをさまよう少年・少女がくりひろげるSFファンタジー。 |
魂(マブイ) 佐藤 佳代 金の星社 2009-11 わたし、一ノ瀬七海は、沖縄の本島の病院で生まれた後、石垣島から船でしか行けない離島に移った。会社員の父さんは、わたしの誕生寸前に下った辞令のせいで、東京で一人暮らしをしていた。小学校教員の母さんは、産休が明けると、わたしを残して、沖縄本島に戻った。週末にしか帰ってこない母さん。夏と冬にしか会いに来られない父さん。島での毎日は、オジィとオバァと、アキラニィニィとわたしとで流れていった…。出会いと別れ、沖縄の空と海と島の人々。魂の成長物語。 |
マルベリーボーイズ ドナ・ジョー ナポリ Donna Jo Napoli 偕成社 2009-10 ある朝、ぼくはイタリアのナポリから新天地アメリカへ旅立った。たどりついたのは、イタリア移民がくらすマルベリーストリート。ひとりぼっちのぼくが持っていたのは、ぴかぴかの靴だけだった。19世紀末、ニューヨーク最大のスラム街を舞台にみずからの知恵と勇気で未来をきりひらく、ユダヤ人少年の物語。 |
夢をあきらめない―全盲のランナー・高橋勇市物語 (イワサキ・ノンフィクション) 池田 まき子 岩崎書店 2008-06 盲人マラソンの元世界記録保持者(2時間37分43秒)であり、パラリンピック・マラソンの金メダリスト、高橋勇市。視力を失いながらも、懸命に努力を重ねて金メダルを勝ちとった力強さ、さらなる目標に向かって走り続けるその姿。人びとに夢と勇気をあたえるランナーの、感動のノンフィクション。 |
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